【妖怪ウォッチ3】チョコボニャン

6.一騎打ち
赫焉に気づいた騎士はこう言った。
｢む…?ほう…新米か…。私に挑もうとは大した度胸があるな…。名を名乗れ!!無礼者ッ!!しかし…。アーサーに仕える騎士でない限り私は相手はしないッ!!さっさとここを去れ!!｣
｢名を聞くならそちらから名乗れ!無礼者はお前だっ!!ところで、何故、アーサーに仕える騎士でなければならないのだ?｣赫焉はそう相手に言った。
｢俺はタークィン。ここの古城に住む騎士だ。何故アーサーに仕える騎士でなければならないのだ?そんなの分かったことだろ?俺が、アーサーに仕える騎士を沢山倒して人質にすれば、いずれ、ローマの将軍を倒したというランスロットが来る。そして、一騎打ちで倒すのさ。｣とタークィンが答えた。
｢私は赫焉だ。で、その倒した騎士はどうなるのだ?｣赫焉が聞くと、タークィンは｢もちろん、殺したら人質にならないから、生かして、俺の古城に閉じ込めるのさ｣と答えた。
｢なるほど…。じゃあ私と戦わないか?私はアーサーに仕える騎士にいずれなるだろう。そして貴様を倒す!馬上槍試合で勝負しないか?｣と赫焉は言ったが、タークィンは｢だったら倒してみろよ。馬上槍試合?そんなのちゃんちゃらおかしい。どうせなら一騎打ちをした方がいいだろ。｣と馬上槍試合の申し出を拒否した。｢ならそれはそれでいい。何がどうなろうと私が勝つ!｣と赫焉が言うと、タークィンと赫焉は槍を持ってお互いに突っ込んで行った。ガガーン！タークィンの槍が赫焉の盾に当たる激しい衝撃が辺り一面に響いた。タークィンの槍を盾で防ぎ、その時に馬の速度を上げて、その勢いで相手に渾身の一撃を食らわす…。しかし、やがてにタークィンの槍が赫焉の鎧を貫き、腹に刺さった。｢ぐ……っ｣と言いながら痛みを堪えながらも赫焉は戦い続ける。｢ん?ちょっと待てよ。ここは現実と違う世界…という事は…!!コマンドとか使えるんじゃないのか?｣とふと赫焉は戦いながらも心の中でそう思った。｢んーでもコマンドって…?出来るわけないけど適当にゲームの技でも叫んでみるか…。｣そして、赫焉は遂に…！